KenwoodのイヤホンKH-C701を購入。まだエージングしてないので本当の持ち味はわからないが、とりあえずイヤチップが柔らかいのとケーブルが細いのとで、SureのE3、E4よりは装着感は良好でケーブルのとり回しがはるかに楽。
ドライバーユニットもE3、E4よりもかなり小さい。

高音のシャリシャリ感がやや耳につく。低音は控えめ。エージングにしたがって良くなるかもしれない。ポップス向けの音かな。
12弦ギターやシンバルはカッチリ鳴る。ER-6のピアノの音がよいと評した人がいるのでそのうち聞いてみたい。

#・・・と言いつつ、MP3プレーヤーに山下洋輔のピアノソロが入ってるのを思い出して聞いてみた。残響音があまり聞こえない。
ややデッドな感じ。普段はE4に3段フランジのイヤチップをつけてるので、それから見ると遮音性が低くて周辺のノイズに埋もれてしまうのかも知れない。・・・と思ってE4と交換してみると、こちらのほうが残響音が良く聞こえる。が、ピアノソロのように無音の時間のあるソースだと今度はホワイトノイズが聞こえる。
やはり遮音性の違いが影響しているようだ。このくらいが電車の中での聴き比べの限界かな。

音圧はE3、E4よりも控えめだが、多少ボリュームを上げても音が割れないので特に不都合はない。まぁ、HD20GA7向けにチューニングしたものをHD20GA7で聞いてるのだから不都合があればどうかしてるというものだが。

肝心のホワイトノイズは、E3、E4よりは明らかに小さい。付属のイアホンは遮音性が良くなさそうだったので、使ったことがなく、それとは比較できない。

各種のホームページで見た細かな構造の違いや音の傾向からEtymotic ResearchのER-6よりはER-6iに近い味付けかな?でもイヤチップのキノコは二段だからER-6寄りかな。もともと日本のメーカーであるスター精密(昔はドットインパクト・プリンターを作っていたっけ)の補聴器用のイヤホンをチューニングして転用したものらしい。なるほど装着感が素直なはずだ。

結局、今のところKH-C701は音に集中して聞くにはちょっと物足りないが、乗り物で聞くには遮音性がもうひとつ、という感じ。
でも、ケーブルの取り回が楽なのは駅に着く前に簡単に仕舞えて大変ありがたいので、これからは通勤の友にしようかと思います。