2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

9時のNHKニュースで、還付金詐欺の被害が増えていると伝えています。 大阪のおばちゃん達が「携帯もって、ATM、来い言われたら還付金詐欺やでー」と叫んでいます。公的機関がお金をやり取りするのに文書を発行あるいは要求しないなんて、ありえません。 だい…

7/30毎日新聞より。 イネ:古米臭少ない品種、苗の段階で選別 作物研が開発 長期保存しても古米臭の少ないイネの品種を苗の段階で簡単に選別する技術を、農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所(茨城県つくば市)が開発した。 長期保存に耐えられる新品…

さても、トラックバックは頂いたものの・・・。NHKで放送された「アグリビジネスの巨人 “モンサント”の世界戦略」と言うコンテンツは注意してみなければならない内容を多々含んでいる。 以下にYoutubeの動画をリンクしておく。 予め忠告しておきますが、私は…

食品安全情報blog経由。この件、食品安全委員会の評価が始まるまで静観しようと思っていたのですが、新しい論文が出たので、とりあえずメモ。Tyl, RW et al. Two-Generation Reproductive Toxicity Study of Dietary Bisphenol A in CD-1 (Swiss) Mice. Toxi…

RNAウイルスベクターを使用したiPS細胞の作成が産総研から公表された。 がん化しにくいiPS細胞作製に道、産総研が新タイプ 京都大の山中伸弥教授が開発した新型万能細胞(iPS細胞)に近い細胞を、山中教授とは異なるウイルスを使って作ることに、産業…

リンク先はこちら。 調査対象9,192のうち8,000人が中学、高校の先生なので、主に教員対象の調査という趣。 報告書のイントロダクションには次のようにある。・・・が、一言申し上げたい。この調査担当者も、現状認識を改めた方がよい。 1.はじめに 近年、…

本日の見学対応は高校生。高校生への対応は初めてでした。 クラウンゴールって何? クラウンゴールって植物には悪いものなの? ベクターってどういう意味? 安全性に問題が無いのなら何で「遺伝子組換え大豆は使っていません」って書いてるの? クラウンゴー…

宇宙ステーションでの実験の公募が始まるらしい。 宇宙の実験室「きぼう」ご利用いかが、2回目の公募へ 宇宙航空研究開発機構は23日、国際宇宙ステーション(ISS)に設置した有人の科学実験施設「きぼう」を有償で利用するテーマの2回目の公募を近く…

なんだかなぁ・・・。 水素水に記憶力低下抑制効果、日医大教授がマウスで確認 水素水を飲むことで、記憶力(認知機能)の低下を抑えられることを日本医大の太田成男教授らが動物実験で確認した。 認知症の予防や治療にも道を開く成果で、科学誌ニューロサイ…

お暑う御座います。実験室の空調も設定温度で28度。 実際の室温はと申しますと、これはもう労働安全衛生法の事務所衛生基準規則第二章事務室の環境管理 第五条の規定に御座います通り、28度以下でなくてはいけない、ということになっておりますので・・・え…

7/20の朝日新聞、トップ記事の見出しはこうだ。遺伝子組み換えに追い風 食糧高騰・温暖化が均衡破る で、記事はこう書き出している。 長く白眼視されてきた遺伝子組み換え(GM)作物に、追い風が吹き始めている。 GM技術の知的所有権を独占し、世界の主…

以前のエントリーで取り上げたトピックですが、読売新聞によると、FDAが米国内向けに警告していた生トマトが原因と見られるサルモネラ菌による食中毒についての警告が解除された模様。 「トマト生食OK」米当局が警告解除…中毒の原因は不明 米食品医薬品局…

Invitrogen のGateway systemは結構重宝らしい。 ホームページのカタログを見ていると、Gateway systemを使った”酵母用の発現ベクター”pYES2-DEST52というものもある。 しかし、何ですね。出芽酵母では相同組換えで、ほぼ思い通りのベクターの構築がin vivo…

消費者行政推進会議では、消費者庁と食品安全委員会の位置づけの論議がまとまった模様。 食品安全委は全面移管せず 消費者庁巡り政府 政府は15日、2009年度に新設する消費者庁に関して、内閣府の食品安全委員会の全面移管を見送る方針を固めた。 食品事故が…

毒劇法の政令改正で7月1日からβ-メルカプトエタノールが毒物になったことについてはこちらに書いたとおり。 毒劇法では濃度で制限をかけている毒物、劇物から除外している物質も沢山ある。が、β-メルカプトエタノールにはなぜか、そのような規定は無い。β-メ…

そこに構造的な問題はないか?

東大医科研で行われた倫理委員会を経ていない臨床研究の実施と、論文への虚偽記載のフォローアップ。朝日新聞では、7/11に引き続き12、13日もこの問題について追加の報道と、社説を掲載している。# なお、Googleで見る限り、blogger諸氏はほとんど反応して…

xfy Blog Editorを使ってみる

Justsystemのxfy Blog Editorを使ってみる。JAVAなせいか、ちょっと重たい。 改行の処理とか、画像の貼り付けとか、Boldにしたいときは?あるいは定型文を貼り付けたいときは? などなど、ubicast Bloggerと比べてみる。テーブルが挿入できるのは長所。こん…

科学的(科学者)である前に倫理的(社会人)でなくてはいけないが

東京大学医科学研究所で、研究所内の倫理委員会での議論を経ていない臨床研究が行われ、また患者の同意のない検体が実験につかわれた。その研究が論文として公表されたことが、朝日新聞の一面トップ記事になった。以下、一部を掲載する。 個人的には、今回の…

人間ドック

職場の健康診断で人間ドック入り。MRIの中で寝そうになった。装置の騒音が結構うるさいのだが。バリウムを飲んだせいでまだおなかの調子が悪い。ということで、今日のエントリーはこれまで。 人気blogランキングへ←クリックしていただけますと筆者が喜びます…

毒物及び劇物取締法メモ1

β-メルカプトエタノールと毒劇法がらみで、このブログを訪問される方が増えている。フォローアップとして、もう少し有益な情報を提供しよう。 各研究所等での毒劇物取扱のガイドラインについては、厚生労働省医薬食品局化学物質安全対策室のホームページが便…

ビスフェノールAの安全性に懸念?-その2-

5/14のエントリーに、国立医薬品食品衛生研究所などの研究グループが動物実験の結果、低用量でも実験動物の後代にビスフェノールAの毒性の影響があることがニュースになったことを書いた。 先ほど、ニュースで厚生労働省がビスフェノールAの毒性について食品…

無知から来る「安心」

不安のタネを知らなければ「安心」していられる。私は「安全・安心」という言葉が大嫌いだ。 ある程度定量的に評価できる安全性(あるいはリスク評価)で裏打ちされた「安全」と、「とりあえず不安材料は見あたらない」というだけの「安心」を一緒くたにして…

日本のイネ、ジャポニカの直接の源流は「南」なのか?

生物研の井澤さん達がイネの種子の幅を狭くする遺伝子qSW5 を単離して、その構造変異の地理的分布を調べた。 結果を要約すると、以下の通り。 qSW5は第5染色体にあり、F2集団の粒の幅の変異の38.5%を説明するQTL。 日本晴の遺伝的背景にKasalathの染色体断片…

すっかり毒ブログです。

今週、検索エンジンからこのブログを訪ねてきた方の約40%は、”メルカプトエタノール”関連のキーワードにつられて来ていました。 Googleで”メルカプトエタノール 毒物”で検索すると、このブロクがなんと2番目に出てきました。1番目のサイトは、GEヘルスケア…

ウナギから検出されたマラカイトグリーンに安全上の問題はあるか?

ウナギの産地偽装事件で、今度はマラカイトグリーンと代謝産物であるロイコマラカイトグリーンが検出されたと報道されている。NHKではアナウンサーが発がん性が云々、安全性を犠牲にした金儲けがどうの、と言っている。 しかし、本当にウナギから検出された…

EUの遺伝子組換え作物に対する規制

ニュース・ソースは日経Food Science。EUでは遺伝子組換え作物の利用拡大に向けた動きがあるらしい。 欧州委員会委員長 急騰する食糧価格を切り下げるために、各国政府はGMOの可能性を認めるべきだと強く要請。 欧州委員会 保健・消費者保護総局 長官 未承認…

「第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針の改正案」について

表題の案件のパブコメ締切(7/4)が迫っています。 この「第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針」(以下、指針という)の範囲には、農水省の監督下にある独立行政法人で遺伝子組換え作物の野外栽培を行う場合が全て含まれます(農林水産省や独立行政法人の…