業務用覚書

Rolling Circle Amplification (RCA) 産物で酵母の形質転換

世間ではインド、ムンバイ市でおきた同時多発的テロ事件のニュースが流れている。280人以上死傷(うち101人死亡)とのこと。大惨事だ。---Ding et al. (2003)によれば、RCAで増幅したプラスミドの分枝状コンカテマーで酵母の形質転換が可能とのこと。Two-hyb…

タンパク質の相互作用を調べるのに、Yeast Two-hybrid system (YTH)が使われてきた。もともと転写因子など核タンパク質の相互作用を調べるためのシステムなのだが、トウモロコシの種子貯蔵タンパク質間の相互作用解析などにも応用範囲は広がってきている。だ…

11月19日付けで、文部科学省二種告示”研究開発等に係る遺伝子組換え生物等の第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置等を定める省令の規定に基づき認定宿主ベクター系等を定める件(平成16年文部科学省告示第7号)”改定のパブコメの結果が公表された…

SDS-PAGE用のサンプル抽出法としての酵母タンパク質のalkaline prep. オリジナルKushnirov, V. Rapid and reliable protein extraction from yeasthttp://www3.interscience.wiley.com/journal/72504790/abstract?CRETRY=1&SRETRY=0改良版von der Haar, T. O…

Google earthで見るとシカやウシの寝るときの方角が、地磁気の磁極を向く傾向があるというニュースが今日のトレンド。 オーストラリアや南米のウシはどっちを向くんだろう。 ヒトは、というと日本では北枕はいけないというが、その根拠は定かで無い。 さて、…

古い論文ですがオープンアクセスになっているのでメモ。 Micro-homology mediated PCR targeting in Saccharomyces cerevisiae. P Manivasakam, S C Weber, J McElver, and R H SchiestlNucleic Acids Res. 1995 July 25; 23(14): 2799– 2800. PCR産物両末端…

Transformation-Associated Recombination (TAR) もどきのクローニングを試みている。 たまたまコンピテントセル(というかOD600を3.5-5にあわせただけの酵母培養液、BY5677株)があまったので、Ura3遺伝子の一部を仕込んだプライマーでPCRして線形化した自…

Invitrogen のGateway systemは結構重宝らしい。 ホームページのカタログを見ていると、Gateway systemを使った”酵母用の発現ベクター”pYES2-DEST52というものもある。 しかし、何ですね。出芽酵母では相同組換えで、ほぼ思い通りのベクターの構築がin vivo…

大腸菌 Invitrogen DB3.1株に関するEUの規制

以下の情報は日本の人口の99.99%の方には、まず役立ちません。 大腸菌 Invitrogen DB3.1株はGateway systemで利用されている致死遺伝子、ccdBに耐性になるgyrA462遺伝子を持っていて、ccdB遺伝子を保有するプラスミドの増幅に使用される。 このgyrA462はもと…

Sz.pombe用発現ベクター

実験に関する覚え書きなので、素人さんにはきわめて不親切な書きぶりです。読み手のことはちっとも考えてませんので、 分裂酵母にも出芽酵母にも興味のない方はスルーしてください。 Saccharomyces cerevisiae とSchizosaccharomyces pombe では材料にしてい…