エコカー開発では他社の後塵を拝していた日産自動車が、新型電気自動車”リーフ”を発表した。発売は来年度後半。

ハイブリッドとは違って、走行中のCO2排出は電力会社任せ! (メーカー側によれば”走行中に二酸化炭素(CO2)をまったく排出しない”という表現になる。)

車体サイズはティーダよりも大きめ。iMeVやプラグイン・ステラが軽自動車ベースなので世界市場を狙うには苦しいところだが、これならいけるかもしれない。

一回の充電あたりの走行距離は160 km、フル充電まで8時間だが、80%までの急速充電なら30分(走行距離で言えば128 km)。街中で乗るには十分だが、遠乗りには苦しい。

車両本体価格は2000 ccクラスの乗用車並(あるいはそれ以下)とのことなので、おそらく250万円以下だろう。微妙なのは、バッテリー部分がリースになるかもしれないとのこと・・・でもそっちは幾らだ?

しかし、考えてみると電池技術は日進月歩。数年で電池の能力が向上するだろうから、電池部分は買取よりもリースの方が向いているかもしれない。購入後数年でバッテリーを換えると走行距離が200 kmなるかも。

EV専用ITシステムというのも面白い取組みだ。データセンターと通信してエネルギー残量に応じて到達可能なエリアを表示したり、充電センターを案内したりというのはEVらしい工夫だ。もしコンビニで充電できれば、コンビニにもメリットがあるだろう。

ついでに、電力制御のプログラムのバグフィックスやアップデート、定期点検、車検、サービスキャンペーンやリコールのお知らせも配信してくれるとありがたい(リコールは無いに越したことはないけどね)。

# リーフの発表は8月2日。日産の株価を見てみたが、7月30日から急に値上がりしている。怪しげといえば怪しげな値動きなのだが、その間の値上がり幅は本田と同程度。何ともいえない。

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