”なかのひと”の年齢推計

先週の水曜日から風邪(?)でダウンしてしまった。・・・とはいえ、頭がぼーっとしているだけで、
おそらく外見上は異常がなかっただろうと思う。

だるい、のどが痛い、耳下腺がはれる、右わき腹のリンパ節も腫れる、セキが出る、緑色の濃い痰が出る、
若干の悪寒と関節痛があるetc.と言う症状。熱は無いので、インフルエンザでは無いだろう。

こういう場合は、病院に行っても、大抵のどの奥を見て「咽頭炎ですね。抗生物質を出しておきましょう。」といって、
効き目のおとなしいマクロライド系抗生物質をを処方してもらっておしまいである。のどが痛くて腫れているんだから、
医者に言われなくったって咽頭炎だと言うことくらいは私にも分かる。結局、薬を飲んで寝てるしかない、
ということになるので病院には行っていない。

緑色の痰が出てると、緑膿菌の二次感染(緑膿菌日和見感染菌なので、最初からこいつらが主犯ということはまず無いだろう。
私はそれほど高齢でも無いし、そんなに体力が弱っていないので・・・。なので、
時期的に見ても最初はライノウイルスか何かそんなもんの感染でしょう)が疑われる。そこで、マクロライド系抗生物質なんでしょうかね。
Googleで"緑膿菌 マクロライド系"で調べると面白いことが分かる。

"マクロライド系抗生物質が緑膿菌自体には抗菌作用を持たないにも係わらず臨床効果が認められていました。
それはマクロライドを構成する糖鎖配列により、バイオフィルムを破壊、消失するためであることが解明されました。"

・・・とか。原理はさておき、臨床的には効くものは効く、ということもあるんですね。また、

"この系の薬剤は抗菌作用に加えて、
IL-8抑制→好中球抑制、ICAM-1抑制→ウイルス、好酸球も抑制、MUC5抑制→ムチン合成抑制→痰の分解、上皮細胞や腺細胞の
Clイオン輸送を抑制→鼻水抑制、モチリンレセプターに結合→モチリンアゴニスト→消化管蠕動運動促進作用、バイオフィルム形成抑制
(緑膿菌)→抗炎症作用など様々な作用を持つ。
"

・・・とか。これは抗生物質なんですが、それ自体、抗炎症作用もあるし、痰も切れるという風邪には重宝な薬ですね。ああ、
医者に行っときゃ良かったかな。とはいえ、だるいのと、関節痛だけとりあえず何とかしたいので、アスピリンを飲んでごまかすことにした。

定番の「バファリン」ではなく「バッサニン」・・・声に出して読んでみるとよく似た響きのジェネリックが買ってある。成分はどうせ、
アセチルサリチル酸とpH緩衝剤なので、安い方を愛用している。あとは良く寝るだけ。
あんまり効かない上に高い総合感冒薬よりははるかにまし。

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さて、風邪談義はおいておいて、表題の件。

このブログでも、Webページにアクセスしたサイトの解析をする「なかのひと」というツールを使っている。
アクセスした方の所属組織のマッピングをするのと、アクセスした人の年齢階層、性別を推計する機能がついている。使ってみたが、
あいにくサンプル数が少ないとかで、性別分布は出力されなかった(おそらく、
アクセスのあったサイトが理系の職場に偏っているので男性の割合が非常に高いのではないかと想像するが)。推計年齢の分布は以下の通り。

なかのひと

50歳と20歳にピークのあるニ頂分布。

このブログは、あまりためになることが書いていないにもかかわらず、キーワードに惹かれてか、官公庁や大学・
研究所からのアクセスが圧倒的に多い。しかも、理系の人の多い職場から平日にアクセスされている割合が非常に高い(なにせ、
週末になると平日の1/2-1/3程度のアクセスしかない)。なので、この年齢構成は、学生さんと教授という感じに見えなくも無い。この”
なかのひと”のサービスを使っている他のユーザーの声によると、推計アルゴリズムは分からないにもかかわらず、
けっこう的中しているらしいので、このブログの実際の読者層もこんな感じなのかもしれないが、研究者のアウトリーチと言う意味では、
もっと若い年代の人々に読んでいただける様にしたほうが良いのかな。少なくとも、ニ頂分布のピークの高さが逆転する位の方がうれしい。

しかし、50歳が読者層のピークのブログって一体どんな内容なんだ→自分、と突っ込みを入れたくなってしまう。

今後の展開としては、あらたな読者層を開拓すべくこれまでに無いキーワードを並べてみようかな。

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