20日、23日の2日に分けて経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けた。

治療箇所は、

(図はこちらのサイト)

右冠動脈に1箇所、左冠動脈は前下降枝に3箇所、回旋枝に2箇所の狭窄がみつかり、これら計6箇所に薬剤溶出型ステント(DES)を埋め込んだ。治療中に聞いた話では、CypherEndevor が使われたようだ(他の製品が使われたかどうかはちょっと分からない)。

# ちなみに、DESのお値段は一本40数万円より。6本入れると、材料費だけで240万円以上もかかっていることになる。3割負担でも80万円以上。高額医療費制度を利用して自己負担限度額に押さえておかないと、とてもとても・・・。

DESはそれまでのステントより再狭窄が起こりにくいのだが、向こう8ヶ月間で再狭窄が起きなければほぼ生涯、再狭窄は起こらないらしい。そのかわり、血栓が起きるリスクが高まるため、抗血小板薬「硫酸クロピドグレル」(商品名:プラビックス錠)を1年間、バイアスピリンを生涯にわたって投与を受ける必要がある。

# 向こう8ヶ月あまりストレスのかからない仕事をさせていただければありがたいのだがそうもいかないのだろうな。

PCIはバイパス手術(CABG)よりも体に対する負担は小さいのだが、重症の冠動脈疾患の場合はCABGのほうが致死率は低いという論文も出ている。まぁ、CABGは成熟期の技術であるのに対し、PCIは今後もステントや併用する治療薬も進化し続けるだろうからこの先も同じ傾向が続くとは限らない、

人気blogランキングへ←クリックしていただけますと筆者が喜びます!