西日本では金木犀といえば11月初旬位から香りたつものと思っていた。が、つくばではそれよりも一ヶ月くらいは早い。

 今朝、街路の金木犀を見たら、もうかなり散り始めていた。

道 こんな感じで路上にオレンジ色の花の吹き溜まりが出来ていた。近づいてみると、こんな感じ。花が枝に付いているところから根こそぎ落ちている。

 金木犀は雌雄異株で、大陸から日本には雄株しか伝来しなかったので、種が付かないというのは有名な話。であるとすると、庭木などで植えられているのは殆どクローンということになる。本当だろうか?国内の金木犀を広範囲にサンプリングしてジェノタイピングして、中国の地域集団の遺伝子型と比較してみたくなる。きっと日本の金木犀の伝来の系譜が判るはずだ。

 ソメイヨシノと在来のサクラのジェノタイピングをしている人もいたので、これも研究テーマになるかも。

 しかし、雄株という割には花粉が飛ばないなぁ。この寒くなる時期に開花するなんて、受粉昆虫は何なんだろう?と疑問は尽きない。