いま、TXの車中でイヤホンを耳に、ホルストの惑星を聞きながらこのエントリーを書いている。

 イヤホンだと電車のノイズがほとんど気にならないので、神経が休まる。その他、車内の人声もほとんど気にならない。おかげで、先日ちょっと怖い目にあった。

 朝、TXの4人がけのボックス席に掛けていた。北千住を過ぎたあたりで隣の席の妙な気配に気づいて、イヤホンを外すと、隣に座った中年男性が何事かを、結構大声で話している。ケータイを使っている不心得者かと思ったが、よく見るとひざの上に両の握りこぶしを固めて、うつろな視線を宙に漂わせて断片的な日本語を話している。・・・・春、だなぁ。こういうのが出て来るんだよな。

 しかし、内容はわからないものの、その熱弁は結構な迫力だった・・・が、ちょっと怖い。イヤホンをしていると、そういう状況に気づかないことがある。

 一方、今現在、私の右隣の通路で、中国人と思しき若い男性が連れの女性に大声で話している。かれこれ20分くらい、一方的にしゃべりづめである。口調は落ち着いているのでいやな気分が伝染することはないが、交互に話してこそ会話だろ?ちったぁ人の話を聞けよ。っていうか、イヤホン越しにオーケストラの演奏を圧するような大声で喋ってんじゃない。全く、うるさい奴だ。