MNP導入後最初の週末の10月28日、 NHKの夕方のニュースでSoftBank(SB)のMNP手続き中止トラブルについて報道していた。とある男性のインタビューでは「ソフトバンクのいう”予想外”ってこれだったんですかねー・・・」とコメントしていた。 SBのCMを逆手に取ったなかなか傑作なコメントだった。思わず笑ってしまいました。座布団を2枚あげたいところです。

 が、サービス中止は私にとってはあまり予想外でもなかった。かつてYahoo!BBADSLも、勧誘後になかなか開通しないと顧客からクレームがついた件も記憶にあり、SBは詰めの甘いIT企業という認識があったので。

 今回も社長の謝罪へと発展したが、その際の記者発表の弁も「予想外にお客様に好評を博して申し込みが殺到したため、システムの処理能力を超えた」とのことだったが、迷惑をこうむったDoCoMo,KDDIに対しては、「家族割りの制度が二社と異なっていて処理が複雑になったため」という旨の弁明をしている。孫社長はおそらくどちらかで嘘をついている。 DoCoMoの社長も怒るわけだ。

 こうしたSBの二枚舌は今に始まったことではない。 ADSLの工事の遅れの際も顧客に対しては警察が工事に必要な道路の使用許可をなかなか出さないので遅れていると説明していたが、警察はそのような事実は無いと手続きの遅れをホームページで否定したこともあったように記憶している。私の勘違いもあるかもしれないが、私にとってSBは顧客に対する約束を守る能力が無い無能な会社、あるいは約束を守る意志が無い不誠実な会社というイメージがほぼ固まってしまっている。無能なのか不誠実なのか、そのどちらかは分からないが、特に分かりたいとも思わない。それほどまでに、できればお付き合いしたくない会社なのだ。誤解の無いように付け加えるが、私はSBが無能だとか不誠実だとか決め付けているわけではない。仮にそのどちらであってもかまわないが、ともかく嫌いなのだ、と自分の感覚に従って正直に書いているだけだ。

 私は実は、SBモバイルの携帯を使っている。VodafoneがSBモバイルに変わってしまったため、全く不本意ながらSBに金を払ってしまっている。つながりにくい携帯ではあるが、だからといって値切れるわけではない。その貧弱なサービスに対してきちんと利用料金を支払っている。だが、職場での受信状況がauに遠く及ばないことも分かってきたので、そろそろMNPを使わずにauに乗り換えようかとも思っている。手数料を払うのも馬鹿馬鹿しい。ただし、2年縛りの契約のせいで、他社に変更する際に¥10,500をむしりとられるようだ。だが、かまうものか。このままずるずる使い続けるよりは止めたほうがよほどすっきりする。

 さて、今週末は新しい携帯を買おうか。

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