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週があけて、先週末に改造した福田内閣の大臣の引継ぎが行なわれた。新聞もテレビも、改造したての内閣の「人気投票」の結果をネタにニュースにしている。
しかし、支持率っていってもね。何にも仕事をしないうちに行なった世論調査で何が分かると言うのでしょう。不思議なニュースです。
政治家も、仕事してなんぼです。目先の支持率を気にせず、市民がその仕事振りを実感できるような施策を期待します。
一方で、原油高騰のあおりで諸物価が高騰しています。野党はとかく政権の無策を攻め立てるが、では与野党が逆転したところで何ができるか、どうやってやってのけるか。政策的に物価を抑えるなんてかつてできたためしがあるのだろうか?
それを国民に約束できないのであれば、政権を交代する意味は無いのではないか。できないことはできないと言うほか無い。物価を抑えるか、所得を増やすか、税や社会保険料を引き下げるか、可処分所得を増やす手立てはそれほど多くは無いのだ。
私は、政治家が「市民の目線で」政治を行なうのは好ましいことだとは思っていない。私も市民だけれども、市民は忘れっぽい。市民は責任を取らない。市民は不勉強でわがままだ。市民は大所高所で物事を判断できない。市民は科学よりも思いつきに従って行動する。
そういう市民の目線しか持たない政治家は要らない。市民の目線で施策の必要性、合理性を説明できる政治家こそが必要だ。
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