読売新聞より。

断食は長生きのもと?線虫の寿命1・5倍に、京大が実験

 断食で長生き――。土の中に住む線虫は、断食を繰り返すと最大1・5倍寿命が延びることを、京都大生命科学研究科の西田栄介教授らが突き止めた。

 人間にそのまま当てはまる訳ではないが、断食を繰り返し、食べる時は好きなだけ食べた方が、食事の量を減らすよりも長生きできるかもしれない。英科学誌ネイチャー電子版に15日、発表した。

 西田教授らは線虫に2日間、十分に餌を与えた後、2日間断食させる、というサイクルを繰り返し、餌をずっと与え続けた場合と比較した。その結果、平均24日だった寿命は36〜40日と、50%以上延びた。

 モデル動物の線虫の寿命には、人間にもあるレブという遺伝子が関係しており、この遺伝子の働きを止めると、断食を繰り返したり餌を制限したりしても、寿命は延びなくなった。
(2008年12月15日15時51分  読売新聞)

カロリー摂取を控えると寿命が延びると言う研究は前にもあったのですが、これは極端。

オリジナルの論文はこちら。記事で”レブ”と呼んでいる遺伝子は"RHEB-1"。

学名や遺伝子の名称はアルファベットか仮名書きかで失われる情報がある。カタカナで”レブ”と書かれると恐らく専門家で何を言っているのかとまどうことになるだろう。

ちなみに人間の場合は、”断食を繰り返し、食べる時は好きなだけ食べた方が、食事の量を減らすよりも太るかもしれない”のでご用心。

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