平本相武さんが2007年に書いたコラム、「やる気をくじく、8つの方法」というものに出会った。

筆者によれば、

アドラー心理学では、やる気がないという発想はしません。基本的に、やる気がない人は存在しないという前提に立っています。では、なぜやる気が出ないかというと、やる気をくじくいろいろな手法を散々やっているから──と考えます。」

ほほう。で、その「やる気をくじく、8つの方法」とは?というと、

  1. 「高すぎる目標」
  2. 「低い自己評価」
  3. 「不安を煽る」
  4. 「細かいことにこだわる」
  5. 「強い競争」
  6. 「居場所をなくす」
  7. 「個人の努力に期待する」
  8. 「現場に出ない」

だそうです。・・・なんだかなぁ。

仮に、

  1. これまで誰も達成どころか挑戦したことさえない高い目標を掲げられて、
  2. 論文がどんどん出る性質の仕事でもないのに、職場の業績評価は論文のみ。自ずと自己評価も低くなり、
  3. 失敗すると責められて不安になり、
  4. 企画段階がまだ煮詰まっても居ないのに細かい質問をされ、
  5. アウトプットが少ないとボーナスは減り、
  6. 直属のボスが二人もいて居場所が今ひとつはっきりせず、
  7. 与えられた課題に対しては組織的に対応してもらえず、「君達の頑張りにかかっているんだ」と励まされ、
  8. 仕事の成果の到達点があまりに遠くて、社会的なインパクトが目に見えない。

という境遇で仕事をしていたら、大変だろうなぁ。これでやる気がくじけないのなら、全くたいしたものです。なお、上記の八点は私のことではありません・・・多分。

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