ソナタ形式の反復配列

[日記・コラム・つぶやき]

変な夢だった。舞台は職場。
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PD: この挿入配列は、それ自体が転写はされるけどタンパクはコードしていないんです。しかも、内部に転写因子の結合モチーフがあって、全体としてはタンデム・リピートになってます。

私: でもよく見ると、完全な繰り返しにはなっていなくて、結構変異が入ってる。A-B-Aという繰り返しじゃないね。A-B-A'という基本構造だね。ソナタ形式とでも言うか。
 しかし、ポリAシグナルもストップ・コドンもないし。これでもサイレンシングがおきないんだね。

PD: RT-PCRではけっこう出てるので転写レベルも高いですね。

私: ふーん。ゲノム内のコピー数は分かってるの?

PD: 50くらいです。

私: じゃあ、自律的には逆転写できない一種のレトロポゾンで、しかもプロモーター活性があるかもしれないということか。天然のアクティベーションタギングと言えるかもね。
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イネのmPingのことが記憶に残っていたせいだろうか。この種の仕事はしていないのだけれど。

プロモーターの進化やシュード・ジーンの再活性化にレトロポゾンが一役買っているということは結構起こっているのかもしれない。ヒトの唾液腺アミラーゼ遺伝子の例もあるし。

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