人が幸福に暮らすための活力ある社会だろう? 活力ある社会を支えるために人が死なねばならないってのは本末転倒だ。これは表現の厳しさの問題というよりも、人権意識の問題だ。

刈り込む作業も必要」 阿久根市長が講演で持論

 障害者差別ともとれるブログの記載が反発を招いている鹿児島県阿久根市竹原信一市長が21日、福岡市内で講演し「活力ある社会をつくるため、生命の部分に踏み込まなきゃ駄目。表現として厳しいかもしれないが、刈り込む作業もしないと全体が失われる」と持論を展開した。

 市長は自身のブログに「高度医療が障害者を生き残らせている」などと書き込み、障害者団体などの抗議を受けて18日夕に削除した。

 講演会で市長は「障害者への差別だの何だのという視点は、実は分からない」と述べた上で「植物で考えると分かりやすい。わたしたちは葉っぱや枝のようなもの」と解説。「社会づくりは木を育てるようにしなきゃならない。枝の先が腐ってきたら切り落とさないかん」と強調した。

 市長はウクレレを弾き、自作の歌詞で替え歌も披露。市議会の反市長派議員に向けて「市長下ろしを考える 反対討論考える 次の選挙は忘れてる」と皮肉ったり、自分の立場を「裁判対策考える ああやんなっちゃった」と歌ってみせた。
2009/12/21 21:19 【共同通信

この国の憲法では、障害の有無に関わらず基本的人権は誰にも平等に備わっている。人の能力はそれぞれだが生存権は対等なのだ。

阿久根市民よ、このままで良いのか?政治家も刈り込んだ方が良いのだろうな。