今日はTX開業翌日。夕方から翌朝にかけて関東一円に台風11号が上陸の予報。なので、早く帰れるのだが、台風の思わぬご利益が・・・。

そう、わざわざ台風の晩につくばに物見遊山に行く馬鹿はそうはいないのである。今日の帰りの電車は、昨日とは違って空席がちらほら。
立っている客は、そうしたいから立っているという人のみである(窓の外を見入っているし・・・)。子連れは皆無、リュックを持った客は夏休みの学生風。

これが、開業直後の狂騒の静まったあとのTXの平穏な姿に近いのだろう。夕方のラッシュアワーでさえこうなのだから、朝の私が通勤する時間帯はもっと空いているに違いない。昨日の、三人に一人は一見さんという見立ては概ねあたっていたようだ。
ずっとこの調子だと採算性が心配だが、沿線開発も順調そうなので、そのうち首都圏の他の路線並みに込むようになることだろう(ま、そのころまで私が電車で通勤するということは無いとは思うが)。

ただ、北千住に到着するとほぼ全席が埋まった。ここで、日比谷線、千代田線と合流するので乗り換えの客が結構多いようだ。
座りたければ、やはり始発から乗るに越したことは無いようだ。

流山おおたかの森では座っていた乗客の1/4が降りて、また空席が目立つようになった。恐らく、流山近郊から日比谷線・千代田線経由で通勤している人が結構居るんだろうな。

ちなみに、私の職場までの通勤のコストを計算すると「つくば-[TX]-秋葉原-[JR]-東京」よりも、
「つくば-[TX]-北千住-[千代田線]-二重橋前」のほうが6ヶ月定期で6,000円ほど安いことが判明した。
定期を買ってから気づいたので、ちょっとショック・・・・。ではあるが、秋葉原経由の方が確実に座れるし、楽しみは多い。しかも、二重橋前から職場のビルまでは一部屋根が無い区間があるので、雨の日は傘が必須。一方、東京駅で降りると職場のビルまで地下道でつながっているので、こちらならば濡れないですむ。・・・と色々と合理化したりして。

今さらながら驚いたことに、私の一年分の通勤のコストは給料1か月分に相当する。こんなにコストをかけなくてはいかんのかな・・・とも思うが、職場の近くに住んで家賃の補助を(たとえば月額40,000円くらい)もらっても、東京近郊の家賃を考えると恐らくトータルのコストはあまり変わらないのだろう。

おっと、守谷についたら相当の乗客が降りた。今や一両の乗客はわずか10名!列車全体でも60-70名(高速バス1.5台、メガライナーなら1台分)しか乗っていない。快速電車だと守谷から先はつくばまで停車せずに一気に走る。普通列車が守谷-秋葉原の往復しかないのも、わかる気がする。まだニーズが無いのだね。

さてあと、10分弱で到着だ。運行時間が読めるのは本当にありがたい。