普段は北海道新聞に目を通すことはないのだが、とある人からの紹介で社説を見た。

 クローン家畜を評して、こうある。

なにしろ自然界では育ちにくい、人工的に産み出された家畜だ。

 私が住んでいた頃、北海道では家畜化された動物を食べていたものだ。最近では北海道民は、PCBやダイオキシンを蓄積しているかも知れないアザラシの肉や、プリオン病の病原体やE型肝炎ウイルスを保有しているかも知れないシカ肉のような、自然界で育ちやすい野生動物を食べておいでなのだろうか。

 家畜も栽培植物も自然界では育ちにくい。人がそれらから生存競争に勝ち抜く能力を奪う代わりに多産や早い成長といった、人間好みの性質を与えてきたのだから。

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