食品

こんにゃくゼリーは危険ですか? 朝日新聞より。

こんにゃくゼリー「事故頻度、アメと同等」 食品安全委2010年1月13日20時54分 食品の窒息事故の危険性を議論している食品安全委員会のワーキンググループが13日開かれ、子どもや高齢者の死亡事故が相次ぐこんにゃく入りゼリーの窒息死亡事故の確率について…

薬事法の規定によれば、効果効能を謳うものは医薬品ではなかったっけ?まぁ、”明らか食品”だからいいのか。朝日新聞より。「生活習慣病予防マグロ」商品化目指し育成へ 双日2009年9月1日9時54分 双日は、食べると生活習慣病予防に効果があるクロマグロの開発…

遺伝子組換え作物の即時出荷停止を求める”アメリカ環境医学会のポジションペーパー”なるものが発表されたらしい。オリジナルはこちら。理由は、"GM foods pose a serious health risk"ならびに"Multiple animal studies have shown that GM foods cause dama…

昨日のエントリーで読売新聞の記事を引用しながら何か変だな?と思ったのだが、日本学術会議会長の談話の要約がおかしな按配になっていた。記事ではこう書かれていた。「十分とは言えないデータで確率論的に結論を出さねばならないことがある。 データ不足を…

どんなコストを払ってでもデータを入手することに意味があるとは限らない。”時間”というリソースも含めて、合理的なコストで入手できないデータは、リスク評価には使えない。食品安全委の人事案を野党否決、科学界が批判 内閣府食品安全委員会の人事案を民主…

食品安全委員会のホームページに、クローン家畜に関わる食品安全性評価に関わるパブコメの回答が公表されている。一部抜粋する。・不安なので反対。・納得が出来ない。・絶対に食べたくないし子供に食べさせたくない。・厚生労働省が体細胞クローンの安全性…

クローン家畜の食品安全性を巡る食品安全委員会のリスク評価に関する記事。まず、わかる方。毎日新聞より。クローン:牛や豚の食品利用は安全 食品安全委が答申 体細胞クローン技術で生まれた牛、豚などの食品利用について国の食品安全委員会は25日、「従…

まず、毎日新聞より。食品安全委:クローンは安全、賛成わずか15%−−国民意見を公開 体細胞クローン技術で生まれた牛、豚などの食品利用について国の食品安全委員会は8日、国民からの意見募集結果を公表した。同委が3月に出した「食品として安全」との評…

ホントに民主党はこんなことを言ったのかな。食品安全委人事、参院が吉川東大教授に不同意で白紙に 参院は5日午前の本会議で、政府が提示した6機関15人の国会同意人事案を採決し、内閣府の食品安全委員会委員に吉川泰弘・東大教授を起用する案を民主党な…

夕食後、NHKの”ためしてガッテン”を見ていたら、小松菜を冷凍すると、解凍時にはおひたし同様になる、と言っていた。加熱調理には、色々な役割がある。植物の細胞壁の結合を緩めて柔らかくすること、細胞膜を破壊すること、タンパク質を変性させて酵素を失活…

「創られた伝統」という言葉があるが、お米のご飯が日本の伝統食であるという主張もまた、一種の創られた伝統であると考えた方がよいだろう。「日本の食生活全集」(農文協)というシリーズものの本がある。昭和初期までの日本各地の食物を各地で聞き取り調…

新しい”はだかむぎ”の品種が農研機構(近畿中国四国農業研究センタ− 大麦・はだか麦研究チ−ム)からリリースされた。品種名は”ユメサキボシ”。平成4年リリースの”イチバンボシ”、平成13年リリースの”マンネンボシ”(デビュー当時は”マンテンボシ”だったが、…

本日は覚書のみ。体細胞クローン牛、クローン豚の食品安全性に関するリスク評価が終了した。読売新聞より。クローン牛・豚は「食品として安全」 内閣府食品安全委員会の専門調査会は24日、クローン牛や豚の食品としての安全性について、「通常の繁殖技術で…

ちと妙なニュースを見かけたのでメモ。1/28 読売新聞より。なじみ薄いフグ、東北6県に規制条例なし…山形で7人中毒 山形県鶴岡市の飲食店でフグの白子(精巣)を食べた7人が意識障害になるなどした中毒事故で、店長(65)は白子料理を作ったのは初めてだ…

普段は北海道新聞に目を通すことはないのだが、とある人からの紹介で社説を見た。 クローン家畜を評して、こうある。なにしろ自然界では育ちにくい、人工的に産み出された家畜だ。 私が住んでいた頃、北海道では家畜化された動物を食べていたものだ。最近で…

食品安全委員会のワーキンググループの議論が終わった。朝日新聞より。体細胞クローン牛「安全性問題なし」 食品安全委WG2009年1月19日21時49分 体細胞クローンの牛と豚を食用にすることについて、内閣府食品安全委員会の新開発食品専門調査会のワーキング…

天ぷらにソースをかけますか?―ニッポン食文化の境界線 (新潮文庫) 日本経済新聞社の野瀬泰申氏の著書を紹介しつつ。 この本は、食べ物の嗜好についての地域差を方言と捕らえて、その地理的マッピングを行なっている。今風にWebでのアンケート調査と実地調査…

体細胞クローン牛の安全性評価

1/6 読売新聞より。クローン牛・豚、食肉解禁認める方向…食品安全委・部会 クローン牛やクローン豚について検討している内閣府食品安全委員会の作業部会が、食品としての安全性を認める見通しになった。 専門家による部会の小グループが「(従来の牛、豚と比…

ヒトは”超”雑食性

今宵はクリスマスイブ。クリスチャンばかりではないので、”Happy Holidays!”という挨拶が政治的には正しい(politically correctな)表現だそうです。さて、朝日新聞のニュースより。人のごちそう、ペットには「毒」 パーティ残り物に注意2008年12月24日【ワシ…

マウスの脂肪細胞(白色脂肪細胞及び褐色脂肪細胞)からプリオン病が感染することがわかった。

ニュースソースはEurekAlert!オリジナルの論文はPLoS Pathogensに掲載された。これまで、BSE等のプリオン病は神経系や胸腺などの”特定危険部位”(政府で使われているこの訳語は不適切であると思う)を介して家畜から人に感染すると考えられてきた。この論文…

畝山さんの食品安全情報blogでもとり上げられていました。オリジナルの組換えトマトの論文はこちら。まずはオリジナルの論文を読んでおくのだった。色素合成の酵素遺伝子ではなく、その発現を制御する転写因子をキンギョソウから導入したとのこと。なので、…

ロイター通信より。 英研究チーム、がん予防効果の紫色トマト開発10月28日7時25分配信 [ロンドン 26日 ロイター] 英国の研究チームが26日、がんの予防効果があるという紫色のトマトの開発に成功したと発表した。遺伝子組み換えによって作られたこのト…

毎日新聞より。麻生首相:就任1カ月 有名ホテルなどで連夜の会合 麻生太郎首相が就任してから23日で1カ月。連夜のように有名ホテルや高級飲食店での会合を続けている。就任前と変わらぬ行動スタイルで、首相は「変えるつもりはない」と語るが、「庶民感…

私なら表題のような見出しを付けます。また意図的な毒物混入の疑いです。朝日新聞より。 検査4度くぐる 農薬冷凍インゲン 異常検出されず 2008年10月15日14時5分中国製冷凍インゲンを食べた東京都八王子市の主婦(56)が体調不良を訴え、基準値の3万45…

-試験ほ場の収穫物を売るのは止せばいいのに-

生産物を販売する目的で反復的・継続的に作物を栽培し収穫するのが農業であるならば、 研究所や大学の農場で行われている作物の栽培は農業ではない。生産物の販売を目的として生産活動を行っている訳ではないからだ。 研究所や大学の農場にある田や畑は、本…

朝日新聞より。読んでいて頭が痛くなってきた。 こんにゃくゼリー、また幼児死亡 対策取られず17人目2008年9月30日12時10分 国民生活センターは30日、兵庫県の男児(当時1歳9カ月)がこんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせる事故が7月にあり、9月2…

島田化学工業で事故米をコメ・デンプンの原料に使っていた件。 問題のコメ・デンプンには有害物質が含まれていたのだろうか?工業製品としての食用澱粉はそれ自体に毒物が含まれていなければ、食品安全性に問題ありとして食品衛生法で取り締まることはおそら…

読売新聞より。 遺伝性のBSE発見、牛の体内で異常プリオン 【ワシントン=増満浩志】BSE(牛海綿状脳症)の病原体である異常プリオンが、外部から感染しなくても、遺伝子の変異によって牛の体内で作られ、発症につながる例もあることが、米農務省国立…