衆議院選の投票日まであと1週間。

各党の政見放送を聞きながら思ったのが、"皆さん"という日本語の意味だ。

手紙などで「皆様におかれましては」と言う場合の「皆様」は、英語で言えば二人称複数形の"You"だ。

政見放送で言う”皆さん”もこれと同じ使い方であるならば、政治家が"皆さん"と呼びかけるとき、そこには"政治家対国民"という構図があることになる。

一方、アメリカのオバマ大統領が選挙期間中によく使っていた有名な決め台詞は、
"Yes, we can!"

・・・youとweの間の違いは、”国民の代表”としての意識のありようの違いをあらわしているのではないか。

政見放送に見られる各党の姿勢は、”私達と一緒に日本を良い国にしよう”ではなく、”私達は日本を良い国にしたい。あなたの支持が必要だ”ということなのだろうか。あくまでも、私達(政治家)と、あなた達(国民)という構図で国政の展望が語られている。

私は、”私達国民”の一人として国政を語る政治家の登場を待望しているのだが。

人気blogランキングへ←このへん、クリックしていただけますと、私も若干元気になるかもしれません。